ガワラジオ

個人的な出来事の整理用。

LGBTの謎

「障害者を差別しない」ことを宣言させられた小学生時代、違和感を覚えた記憶がある。

 

世間知らずの山育ちの少年にとって、「差別をしない」とは何かを理解することができなかった。

 

「S君も同じ仲間です。ちゃんと友達になってください。」

 

健常者のクラスメイトだって仲のいい奴と悪いやつ、嫌なやつだし関わりたくないなと思うやつもいた。それの良し悪しは別にして、障害者だから友達にならなきゃいけないってそれこそ差別なのでは無いのか。と、思ったりした。

 

そんな僕なので、昨今のLGBT運動の高まりに理解が追いつけないのは無理がないと思いたい。

 

LGBT、誰しも自由な恋愛が認められ、不当な扱いを受けることがない世界を」

 

綺麗なスローガンであると思う。しかし彼ら彼女らは何を目指しているのだろう。

 

同性の恋人を心から愛しているのであれば、誰に後ろ指を指されようと思い切り愛せばいいじゃないかと思うのは子どもの発想だろうか。

 

その後ろ指を指すことを世界的に禁止しようなんて傲慢ではないかと思うのは、背が低いから長身の彼女と釣り合わず2人で歩けば後ろ指を指されてしまう自分が特殊な環境だからだろうか。

 

好きな人がいる以上嫌いな人もいるのが人間ではなかろうか。何かを好きになる事はほかの何かを好きにならないことと同義である。女性が好きな男性にとって、男性が好きな男性を理解できない、好ましく思わないのは至って純粋な感情ではなかろうか。

 

男性が男性を好きになることで、誰かに嫌われたり疎遠になったりする事以上に、社会的に不利益を被ることがあるのだろうか。

 

あるとすれば仰る通り社会を変えなければならないかもしれない。しかし具体例は何だろう。

 

僕はどんな性別もどんな性別を愛する人も差別する気は毛頭ない。しかしマイノリティの為に社会を変えるべきラインは何処にあるのか。

 

さて、そろそろ「チビが女性にモテないのは差別」と叫びデモを起こそうかしら。